VESPA 電球の交換


スモール・ボディーのベスパは、バッテリーを搭載していない。フライホイールで作った電力でエンジンが掛かりライトが点く。

比較的電球が切れ易い原因としては、コイル不良・配線不良あるが、今のガレージ・ファイターには難し過ぎる。

簡単なもうひとつの原因としては、アイドリング時と全開時とでは、明るさが違う。
このように明暗繰り返していると、電球内のニクロム線が劣化していく。
更に、エンジンの振動が加味されて切れてしまう。
パターンとしては、テールランプ球が先に切れて、後にヘッドランプ球が切れる。テールランプ分の電圧がヘッドランプ球に加算されて、過電圧になり切れてしまう。

切れにくくする方法としては、エンジン始動時は、ライトOFFにして、後ライトON、テールランプが切れてないかチェック、それから乗り出そう。

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ライト下部にある、ライト止めを基A8MMを使って緩める。このナットは、緩めるだけでOK。逆に外れない様になっているので、ご安心を。

緩んだら、赤印方向にライト止めを押し出す。

ヘッド・ランプごと取れるので、落とさない様に注意。ライト止めの取り付け位置を良く見ておく事。2枚の板で、ライト・ボディーを挟んで固定させる方法だ。

ライトのレンズ部分を外す。図のAB本体とレンズ部分は、2つのクリップで固定されている。それを指で外す。図AB本体の中心部に電球が付いているので、奥に押し込みながら回すと電球がフリーになり手前に引っ張ると図AB本体より抜ける。

電球には、2つの爪が出ている。大きいのと小さいのがある。図A/B部分も同じように大きく削ってあるのと小さいのがある。それを合わせて本体に押し込み、回転させる。後、手前に引っ張ると電球が固定される。

注意点は、電球を固定した後、電球と図AB本体が接続されているかチェックする。本体に2つの触覚みたいのが出ている。
これが、電球のおしりにきちんと接触しているか見る。OKなら一度エンジン掛けて、再チェック、後、取りつけ開始。

テールランプ球の交換は、赤いテールレンズを基E普通+を使って外し、交換する。頻繁に切れてしまうベスパは、テール球を6V10Wか6V18W球に交換しよう。
ヘッドランプが暗くなるが、あまり気にならない方ならそうしよう。

ブレーキランプ球もついでにチェックしよう。電球本体が黒ずんでいたら、その内切れる前兆、ついでに交換しよう。

ウインカーは、基E普通+か−を使用して、レンズを外す。金具の間に挟まっているので、黒ずんでいたら、切れる前兆なので、交換しよう。

レンズ類は、プラスチック製なので、締め付け過ぎに注意しよう。

ヘッドランプ球 6V25/25W
テールランプ球 6/5W
ブレーキランプ球 6/15W・無ければ、6/17WでOK
ウインカー球 6/18W
メーター球 6/0.6W・ET3だけ使用している。