VESPA プラグ交換と火花バチバチ・テスト
ベスパを乗る上で、最低限出来なくてはいけないメンテナンスのひとつ。
何回もキックしてもエンジンが掛からない時や、エンジンを吹かしてみても吹き上がらないベスパは、プラグの交換が必要だ。
特に何日、何ヶ月も乗っていないベスパは、ガソリンとオイルが分離してしまい、掛かりにくい。
そのようなベスパは、一度車体を揺するか、ガソリン・タンクに棒等を突っ込んでかき混ぜよう。
まず、エンジン・フラップを外す。レバーを矢印方向に回すと外れる。 | 赤印の部分にプラグが付いている。プラグに、キャップが被っているので外す。 | 基Dを使って、プラグを外す。左回転に回すと緩む。 基Dで最初緩めてから後半は指で回す。ネジ山の場所を感覚で覚えよう。 |
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左が新品のブラグ、右が使ったプラグ。
右は、真っ黒にカーボンが付着している。カーボンでなく、ビショビショに濡れている時もある。カーボンが付いている時は、混合比が濃いか、オイルが多いか、マフラー詰まり等である。 ビショビショになっている時は、エンジン始動がへたくそで被ったか、アイドリングで被るか等が考えられる。 ひとまず交換して様子を見よう。大きなトラブルでなきゃ、これで解消される。 |
赤印の位置に外したと同じようにプラグを取り付けよう。その時、初めは指で回して行く。指でこれ以上回らなくなったら、基Dを使用する。締める回転方向は、右回転だ。
初めに指で締めていかないと、ネジ山部分が柔らかい材質なので、場合によっては斜めに入っていく。指締めなら、変にきつければ、気づくでしょ。 締め付けの力は、プラグ・メーカーによって異なるので、箱に書いてある締め付け方をよく読む様に。 |
プラグの番数
NGKプラグ 50S・B6HS 100・B7HS・被り易いベスパや真冬時は、B6HSを使用すると、被りにくい。 ET3・B7HS・ *TUNING車は、ひとつ番数を上げる事 |
火花テスト
きちんと火花が出ているかテストしよう。
エンジンが暖まっている時に火花が散らない場合、IGコイルの不良が考えられる。
又、バチバチと等間隔で火花が散らない時は、ポイントの不良が考えられる。
火花バチバチ・テストだけで、こんだけ症状のチェックが出来る。やってみる価値有り。
シリンダー・ヘッドより基Dを使い、プラグを外す。 プラグ・キャップに新品プラグを付けて、コードを手で持つ。 プラグの先端部分をエンジンの金属部分に押し当てる。 そして、キックを下げてみよう。火花が散るはずだ。 プラグ・キャップがプラスチック製の場合は、キャップを持った方が安定する。 又、プラグ本体や金属製キャップを持ってキックすると、感電するので要注意。けっこう痛いよ!! | 0 |