VESPA ギヤー・オイルの交換


ベスパは、ご存知の通り2種類のオイルを使って動いている。

1つは、2サイクル・オイル・2つめは、ギヤー・オイルだ。
えッ ギヤー・オイルなんて使ってるの?と言う方はいないと思うだろうが、実は結構いらっしゃるんですね〜!!
エンジンの後ろ側に赤印のナットがある。
ここに、
OLIOと刻印されている。ここから新しいオイルを入れる。
オイルを抜くナットは、エンジンの真下に同じ刻印のあるナットがある、それだ。
まず、古いオイルを抜こう。一度エンジンを掛けて、オイルを温め抜き易くする。オイル受けを下に置いて、基A11MMでOLIOの刻印のあるナットを外す。
グレー+金属色のオイルが出てくるでしょ。そんだけ汚れいてるのだ。抜ききったら、ナットを取り付ける。出来れば新しいパッキンに交換する。
新車時・・走行1000キロで初回の交換

以降2500〜3000キロ毎で交換しよう。

パッキンは毎回交換しよう。オイル漏れの原因になる。


新しいオイルを注入する。ホームセンターで油差しを買っておく。
それに250CCのオイルを入れて注入する。全部入れて油差しを抜くとオイルが溢れ出てくるので、さっさとOLIOの刻印のあるナットを締める。

オイル粘度は、シングル30番が純正指定になっている。
当社は、5W-40のAGIP-OILを使用している。

ギヤー・オイルは、ベアリング・ギヤー等の保護以外もっと重要な部品を保護している。

それは、クラッチ板だ。鉄板とコルクのまるで、ケーキのミルフィール状態の隙間にオイルの層を作っている。

その層の摩擦によってエンジンとタイヤを接続している。その大切な層に鉄粉だらけのオイル層があったらど〜なります。
すぐに滑りはじめるか、コルクが熱で焼けてしまい、クラッチ板交換になってしまう。

オイル交換は、とても大切なメンテナンスなので、別にいいでしょ〜と言わず必ず行なってほしい。

クラッチ板交換をいつもしてくれるリッチな方は、交換しなくてもOK!!!!