VESPA グリス・アップのピンポイント攻撃


グリス・アップは、一番簡単で一番重要なメンテである。しかし、何でもかんでも塗れば良いと言うものじゃ〜ない。ピンポイントを教えよう。

一般的にグリスは、缶に入って売っている。しかし、いざ使うと手がベトベトになって、次回のグリス・アップがいやになってしまう。
皆さんにはスプレー式グリスをお勧めする。

お勧め商品

・WAKOSのBC−JUMBO・ブレーキや部品のクリーナー

・WAKOSのメンンテ・ルーブ・揮発づずらい潤滑剤

・WAKOSのビスタック・スプレーグリス・少しの量でOK

汚れをBC−JUMBOで洗いながして、クラッチ・レバーの付根やレバーを握ってワイヤーの付根とワイヤーにグリスを付ける。
ここは、一番酷使されている場所だ。ワイヤー切れは、レバーの付根付近で切れるのが多い。
ベスパは、アクセルが戻らない。
でも矢印部分に、潤滑剤を付けるとすごく軽くなる。たぶんホコリと油で真黒になっているはずなので、BC−JUMBOで洗ってからの方が効果的。
ギヤー・チェンジの赤丸印の部分に潤滑剤を付ける。一度付けて、グリグリ回すと、真黒な汚れが出るので、拭いてからもう一度付ける。
3回もやったらOKでしょう。
アクセルの赤丸印部分も上記の要領で潤滑剤を付けよう。

忘れてならないのが、シートの蝶番部分。
サビサビにしていると、つなぎ目から折れるぞ。

ワックス掛けの苦手な人は、潤滑剤を布に付けて、ステップ回りを拭こう。きれいになって、塗装部の保護にもなる。ただし、ズルズルに滑ってしまうほどの付け過ぎには注意

前ブレーキは、よく錆付いて動かなくなる。
そのままほ〜っている人いませんか?
赤矢印部分にスプレーグリスを付ける。
いっぱい付けないで、ひと吹きで止めておく。
何度かレバーを握っていると、浸透する。
いっぱい付けると、ブレーキシューに付いて、止まらなくなるので、注意。

もちろん、ワイヤー部にもグリスを付ける。

その他、センタースタンドの付根・チョークワイヤーの付根にもグリス・アップ!!

耐久性の必要な所はグリス、アクセルとか回す所には潤滑剤と使い分けしよう。缶入りグリスでは届かない所も、スプレ式なら簡単に付ける事が出来る。

簡単に手早くが一番!